判例先例相続法 遺産分割 - 松原正明

遺産分割 判例先例相続法 松原正明

Add: anuhupo93 - Date: 2020-12-19 19:58:48 - Views: 7008 - Clicks: 5

※松原正明著『全訂 判例先例 相続法Ⅱ』日本加除出版年p203 詳しくはこちら|遺産の中の特定財産の処分(遺産共有の共有持分の譲渡・放棄)の可否. 第5版 フォーマット: 図書 責任表示: 野田愛子, 松原正明編 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 有斐閣,. 相続人は、相続開始の時から被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継します(民法896条本文)。ここでいう財産には、権利(積極財産)のみならず義務(消極財産)も含まれます。 1相続される権利 どんな権利が相続されるのかですが、土地・建物などの不動産、家財道具・貴金属などの動産、預金・貸金などの債権、著作権・特許権などの無体財産権その他およそどんな権利も相続の対象となりますが、一身専属の権利だけは相続によって承継されないとされています(民法896条ただし書)。一身専属の権利とは、例えば、扶養を受ける権利であるとか生活保護法による保護を受ける権利(最判昭和42・5・24民集21巻5号1043頁)などのように、その権利の性質上被相続人だけが帰属主体であることが当然に必要とされるものをいいます。 それでは、以下に相続される権利に該当するかどうか問題があるといわれている主なものを挙げてみます。 ⑴占有権 民法では、占有権は、「自己のためにする意思をもって物を所持することによって取得する。」ものであるとされています(民法180条)。このように、占有権は、目的物の現実的支配を基礎として成り立っているものですから、これを強調すると、被相続人の死亡によって被相続人の占有権は消滅し、相続人がそれを現実に支配するに至って、初めて自己固有の占有権を取得するということになり、占有権の相続ということはあり得ないのではないかという疑問があります(裁判所職員総合研修所監修「親族法相続法講義案(七訂版)」(司法協会、)237頁)。 しかし、それでは、被相続人の死亡後、相続人がそれを現実に占有するに至るまでの間に、第三者が相続財産を侵害したとしても、相続人は占有回収の訴えを提起できず、また、取得時効についても、相続開始時までに被相続人のために進行してきた時効期間が継続されないなどの不都合な結果を生じます(前掲・裁判所職員総合研修所237頁)。この問題については、民法は別段の規定は設けていませんが、大審院の判例では、相続人が目的物を所持しなくても、占有権は相続によって相続人に移転するとされ(大判大正4・12・28民録21輯2289頁)、最高裁判所の判例もこれを踏襲して、被相続人の事実的支配の中にあった物は、原則として、当然に相続人の支配の中に承継される. ⑶生命保険金 生命保険金を受ける権利は、生命保険契約に基づいて(被保険者の死亡により)発生するものであり、被相続人が一旦取得した上で相続されるのではないので、相続される権利には該当しないと解されています。場合を分けて考えてみます。事例は、保険契約で被相続人が自己を被保険者としているものです。 ①被相続人が特定の相続人を受取人として指定している場合 例えば、「受取人妻○○子」とあるような場合は、受取人は、保険契約の効力として保険金請求権を取得するから、保険金請求権は受取人の固有財産となり、相続財産に含まれないとされています(大判昭和11・5・13民集15巻877頁)。したがって、相続放棄をした相続人も保険金請求権を失わないとされています。 ②被相続人が受取人を単に「相続人」とのみ指定している場合 被相続人が、受取人を上記①の場合と異なり、特定の者の氏名を表示することなく、単に「相続人」と指定した場合には、保険契約者である被相続人の意思表示の解釈の問題であるとされています。したがって、それが相続によって承継されるべきものであるとみられると、相続財産とみなされますが、その指定が被相続人死亡時の相続人個人を指定しているとみられるならば、その相続人個人の固有財産となり、相続財産には含まれないことになります(前掲・裁判所職員総合研修所242頁)。判例は、単に相続人と指定していた場合につき、特段の事情のない限り、相続人の固有財産になるとしています(大判大正8・12・5民録25輯2233頁、最判昭和40・2・2民集19巻1号1頁)。 ③被相続人が自分自身を受取人に指定していた場合 この場合には、保険金請求権は相続財産に属し、相続人によって相続されると解されています(前掲・裁判所職員総合研修所242頁)。 ④被相続人が被保険者以外の者を受取人に指定している場合 この場合、受取人は相続人でないから、その受取人の固有財産になります。しかし、その受取人が被相続人より先に死亡した場合には、被相続人は受取人を再指定することができますが、再指定をしないうちに死亡したときは、受取人の相続人が保険金を受け取ることとされています(前掲・裁判所職員総合研修所同頁)。この場合の保険金請求権も、受取人として指定された者の相続財産に属するのではなく、受取人の固有財産となると解されています(大判大正11・. 4-形態: 冊 ; 22cm 著者名: 松原, 正明 書誌ID: BN11083366.

1 形態: 2冊 ; 22cm 著者名: 松原, 正明 書誌id: baisbn:. イサン ブンカツ. 全訂判例先例相続法 Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ(日本加除出版,平成18〜24年) 共編著 講座・実務家事審判法第3巻共著(日本評論社,平成元年) 遺産分割・遺言215題共著(判例タイムズ社,平成元年).

判例時報No2370号で紹介された東京高裁平成29年7月6日判決です。 父の相続にあたり子が母から法定相続分を譲り受けた場合、母の相続開始による遺産分割において、右相続分の譲受は、特別受益にあたるとされた事例。. 「第3番家庭裁判所における遺産分割の実務」 編著:片岡武・菅野眞一. 判例先例 相続法(1) - 遺産分割 - 松原正明 - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が. Amazonで松原 正明の判例先例 相続法 1 遺産分割 (実務家族法)。アマゾンならポイント還元本が多数。松原 正明作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。.

相続人と遺産の範囲 : 判例にみる: その他のタイトルのヨミ、その他のヨミ: ソウゾクニン ト イサン ノ ハンイ : ハンレイ ニ ミル: 著者名ヨミ: ナカ, タカシ ウラオカ, ユミコ: 言語: 日本語: 分類・件名: ndc8 : 324. 野田愛子,梶村太市,松原正明『新家族法実務大系 第3巻 相続相続・遺産分割 1巻』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約0件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。. 判例先例 相続法 1 遺産分割・相続法 2 遺言 2冊 (実務家庭法3・4) ¥ 3,000 松原正明 、日本加除出版 、平8 、2冊. 1-形態: 冊 ; 22cm 著者名: 松原, 正明(1950-) 書誌id: baisbn:x (3). 全訂 Format: Book Responsibility: 松原正明著 Language: Japanese Published: 東京 : 日本加除出版,. 全訂 フォーマット: 図書 責任表示: 松原正明著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 日本加除出版,. お 遺産分割・相続放棄を優先とする発想(参考) 遺産性の喪失が共有物分割の要件であるが,共有持分放棄も同じとする発想 (単なる発想で一般的な見解とはいえない). (9/8時点 - 商品価格ナビ)【製品詳細:書名カナ:ハンレイ センレイ ソウゾクホウ 1|著者名:松原正明|著者名カナ:マツバラ,マサアキ|シリーズ名:実務家族法|シリーズ名カナ:ジツム カゾクホウ|発行者:日本加除出版|発行者カナ:ニホンカジ.

4 形態: 1, 11, 2, 557, 18p ; 22cm 著者名: 松原, 正明(1950-) シリーズ名: 判例先例相続法 / 松原正明著 ; 1 書誌id: bnisbn:. 遺産分割 フォーマット: 図書 責任表示: 松原正明著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 日本加除出版, 1994. Amazonで松原 正明の判例先例 相続法I。アマゾンならポイント還元本が多数。松原 正明作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お. 「実務相続関係訴訟 遺産分割の前提問題等にかかる民事訴訟実務マニュアル」 編著:田村洋三・小圷眞史. 判例先例相続法 フォーマット: 図書 責任表示: 松原正明著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 日本加除出版, 1994. 判例先例相続法 2 - 松原正明/著 - 本の購入はオンライン書店e-honでどうぞ。書店受取なら、完全送料無料で、カード番号の入力も不要!お手軽なうえに、個別梱包で届くので安心です。宅配もお選びいただけます。. どんな財産が相続されますか。 A.

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松原正明(青森地方・家庭裁判所弘前支部長判事)「判例先例相続法i 遺産分割」 第5回: 大村敦志(東京大学助教授)「フランス家族法改革と立法学」 第4回: 鈴木 賢(北海道大学助教授)「現代中国相続法の原理」. 7 bsh : 相続法 -- 判例: 主題: 相続法. 第5版 Format: Book Responsibility: 野田愛子, 松原正明編 Language: Japanese Published: 東京 : 有斐閣,. より生ずる果実と遺産分割j(w遺産分割の法理』の23 ~ 57頁, 1992年 3月15 日有斐閣発行),松原正明判事遺産分割の対象となる財産の範 囲と限界j(w講座・現代家族法第5巻j47 ~ 80頁, 1992年6月20 日 日本評論社発行),松原正明判事「全訂判例先例相続法ii j (平成 18. い 共有持分の譲渡の可否. 1-形態: 冊 ; 22cm 著者名: 松原, 正明(1950-) 書誌id: baisbn:. ⑸生命侵害による損害賠償請求権 被相続人が債務不履行又は不法行為によって取得した損害賠償請求権は、一般的には、通常の金銭債権ですから、その内容が財産的損害であると非財産的損害(精神的損害)であるとを問わず、相続の対象となると考えられています。 ア 財産的損害 人の生命が侵害された場合、被害者は死亡によって権利主体ではなくなりますから、生存していれば得られたであろう利益の賠償請求権を取得することなく、それが相続によって相続人に承継されることもあり得ないことになります。しかし、従来の判例・学説では、その理論構成は多岐に分かれていますが、被相続人の生命が不法行為等により侵害された場合、被相続人は、生命侵害による財産的損害に係る損害賠償請求権を取得し、相続人は、損害賠償請求権を相続するということについて、これを肯定しています。 ①その1つ目の考え方が時間的間隔説といわれるもので、この説では、即死の場合でも、傷害と死亡との間に観念上時間の間隔があることを理由に、傷害の瞬間に被害者に損害賠償請求権が発生し、被害者の死亡によってその権利が相続人に承継されるとしています(大判大正15・2・16民集5巻150頁、大判昭和16・12・27民集20巻1479頁)。②2つ目の考え方が地位・人格承継説といわれるもので、この説では、相続を被相続人の法的地位・人格の承継と捉え、死亡によって生ずる損害賠償請求権は、相続人が原始的に取得するものであって、被相続人から相続によって承継するものではないとしています(大判昭和3・3・10民集7巻152頁)。さらに、③生命侵害を身体傷害の極限概念として捉え、被害者が死亡の瞬間に、実質上生命侵害に対すると同じ内容の損害賠償請求権を取得し、それが相続されるとする説などが見られます。この3つ目の考え方が極限概念説といわれています(前掲・裁判所職員総合研修所241頁)。 判例は時間的間隔説をとっているものと解されています(中川淳「親族相続法改訂版」(有斐閣双書、1988)218頁)が、近時の学説においては、損害賠償請求権の相続性を肯定する判例の立場に肯定的な考え方と、相続性を否定し、遺族固有の扶養請求権侵害による損害賠償請求権によって問題の解決を図るべきであるとする考え方があるようです(松原正明「全訂判例先例相続法Ⅰ」(日本加除出版、)234頁)。 イ. 判例先例相続法(3)全訂 - 松原正明 - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお.

判例先例相続法 判例先例相続法 遺産分割 - 松原正明 資料種別: 図書 責任表示: 松原正明著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 日本加除出版, 1994. 「全訂判例先例相続法ⅠないしⅣ」 著:松原正明. 松原 正明『判例先例 相続法〈3〉』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約0件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。. Bib: BAISBN:X (3). ※松原正明著『全訂 判例先例 相続法Ⅱ』日本加除出版年p203.

See full list on gentosha-go. 平成6年刊行の『判例先例 相続法1-遺産分割』に、判例先例を240件追加。より詳しい記述を加えた全訂版。 聴覚・言語機能障害者の公正証書遺言に関する法改正(平成11年)、民法の現代語化に関する法改正(平成16年)に対応。. 4-形態: 冊 ; 22cm 著者名: 松原, 正明(1950-) 書誌ID: BN11083366. 1-Description: 冊 ; 22cm Authors: 松原, 正明(1950-) Catalog.

松原正明著 (判例先例相続法 / 松原正明著, 1) 日本加除出版, 1994.

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